「親鸞会館で正信偈を教えてもらえる。行こう」
岐阜県 花山 寿美子(仮名)
私の生家は、寺とは全く縁がありませんでした。しかし、嫁いだ先が、浄土真宗でした。
平成2年に主人を亡くし、49日が済むまでは仏間で休み、正信偈をあげるように寺の住職から言われました。
しかし、正信偈と言っても、何のことか分かりませんでした。
自分でこんな意味だろうかと考えてみても、次の行にいったら、意味があわない。
49日が済んだ頃、寺へ行き、
「正信偈には何が書かれているのでしょうか?」
と尋ねると、
「正信偈の意味なんて知らんでもいいわ、私も知らんよ」
といわれ、がっくりしました。
どこかで、正信偈の意味を教えてくれる人はないかと探していると、
「こんなチラシが入っているから、ここなら聞けるんじゃないの?」
と教えてくれる人があったのです。
それが、親鸞会のご法話案内のチラシでした。
会場に入ってみると、正信偈の最初の2行が貼りだしてあります。ここで正信偈のお話を聞けると思い、嬉しくて泣けて泣けて仕方がありませんでした。
「親鸞会館で正信偈の意味を教えてもらえるから、行きませんか」
と誘われ、それならと親鸞会館での高森先生のご法話に参詣しました。
聞けば聞くほど、深い内容にひきこまれ、親鸞会の法話はどこでも行かせて頂きました。
先日、主人の法事を行い、高森先生の著書を渡しました。家族の若い者たちも、有り難うと言ってくれました。
最近は、息子夫婦がお仏飯をお供えしてくれるようになりました。
若い者にも、だんだんと親鸞聖人の教えが伝わってきたようで嬉しく思います。