真宗の正しい御本尊 〜南無阿弥陀仏の御名号〜

親鸞学徒の声

「本尊」とは読んで字のごとく、根本に尊ぶべき、大事なものである。
 だからこそ浄土真宗の御本尊は、名号でも絵像でも木像でもどれでもよいといういい加減なものではない。

 親鸞聖人、蓮如上人の、御本尊についてのご教導を正しく知り、そのとおりに実行する人が続々と現れている。

阿弥陀仏の十八の願を心得る

 親鸞聖人、蓮如上人は、浄土真宗の正しい御本尊は御名号とハッキリ示されている。

「御名号」とは「南無阿弥陀仏」のこと。
 なぜ御名号が正しい御本尊なのか。蓮如上人は『御文章』で次のように教えられている。

「信心獲得すというは、第十八の願を心得るなり。この願を心得るというは、南無阿弥陀仏のすがたを心得るなり」 (五帖目五通)

 私たちが弥陀に救い摂られることを信心獲得という。
 人間に生まれ、仏法を聞く目的は信心獲得以外にない。

「すべての人は助かる縁手掛かりのない極悪人である。その悪人に、南無阿弥陀仏を与えて必ず絶対の幸福にしてみせる」
と阿弥陀仏が命懸けで誓われているのが十八願。
 そのお約束どおりに救われたことを「十八の願を心得る」と言われている。

 蓮如上人はそれをさらに、「南無阿弥陀仏のすがたを心得る」と教えられている。
 弥陀の誓いどおり、南無阿弥陀仏には、無上甚深の功徳利益があったと知らされたことである。

「聞其名号」の一念に、仏凡一体、「南無阿弥陀仏」と私が一体になって救われるのだ。
  御名号を正しい御本尊と教えられるのは当然なのである。

 

"根本"から教えどおりに

兵庫県 高木一郎

 蓮如上人の「他流には『名号よりは絵像、絵像よりは木像』というなり。当流には『木像よりは絵像、絵像よりは名号』というなり」のお言葉を、高森顕徹先生のご法話で初めて知った。
 先祖代々の本尊は絵像であり、それは親鸞聖人の教えに反する他流の本尊と知らされた。
 自分の代で替えてよいものか、戸惑ったが、「親鸞聖人の教えのとおりにしてこそ、皆が幸せになれると思ったのです」。
 お仏壇用の御名号本尊をお迎えすることを、妻も喜び、ともにその日を心待ちにしていた。

「毎日、正御本尊を礼拝し、家内と一緒に勤行できる幸せをかみしめています」
 

名号の至宝 丸もらい

兵庫県 吉村田鶴子

 家の本尊は100年ほど前から絵像であり、「できれば、ありがたい木像に替えたほうがよいだろう」と感じていたという。

「『阿弥陀仏の本願』も『名号』のいわれも全く聞いたことがなかったのです。親鸞聖人の本当の教えを説いてくださる先生と同じ時代に生を受け、ご縁に遇えたからこそ、正しい御本尊は御名号と知ることができました」

 正御本尊をお迎えする前日、いつも以上に念入りにお仏壇の掃除をし、仏具を磨いた。
「仏間が明るくなった気がしますね。南無阿弥陀仏の至宝を丸もらいする、信心獲得に向かって、聴聞の一本道、進ませていただきます」

 

(プライバシー保護のため、個人名は仮名にしてあります)

 

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