CEOも一年で解雇される短気なビジネス界

全国で展開するアップル社の直営店「アップルストア」は、洗練されたデザインの店舗と、上質な接客で家電販売店のイメージを変え、大成功を収めました。そのアップルストアの生みの親ロン・ジョンソンを引き抜いたのが、アメリカの大手百貨店JCペニーでした。

経営危機のJCペニーは一昨年11月、ロン・ジョンソンをCEO(最高経営責任者)として迎えました。ところが、ジョンソンの「セール廃止」などのアップル流経営は、安い品を求める消費者を遠ざけ、売り上げは急減。結局、今年4月に解雇されることになりました。わずか一年半で退場したのです。

ヤフーのCEOだったキャロル・バーツは、3年近く奮闘した末、一昨年9月に解雇されました。それから9か月の間に、ヤフーのCEOは3回も交代しています。

経営トップを見る目は相当、厳しく、最初の一年で失敗すれば、解雇されることも珍しくありません。チャンスは一度しか与えられないのです。CEOが新しい職場に慣れるのだけでも一年半はかかると言われます。まして、新しい技術を導入したり、顧客のニーズに応えて改革するには、数年はかかります。ところが実際は、三年計画に取り組んでも、一年でクビになるかもしれないのです。

一般的なCEOの在任期間は、平均5.9年です。よほど成果を上げても、あと4年もてば良い方です。「人は山の頂上に登ることはできても、長くとどまることはできない」といわれるように、経営トップに長くとどまることは至難の業です。CEOの15パーセントは解雇されているのが現状です。

この浮き沈みの激しい、いつ何が起きるか分からない無常の世の中に、絶対に裏切られない「大船」があると、親鸞聖人は教えられています。どんな苦しみの波がやって来ても、その波を次々乗り越えて、明るく楽しい人生航海ができる「大船」を教えられた親鸞聖人は、まさしく世界の光といわれるにふさわしいでしょう。

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