「一期の栄華 一盃の酒」……上杉謙信の辞世
12 月 24, 2007 on 10:18 pm | In 日記 |
NHK大河ドラマ「風林火山」が終了しました。
武田信玄を扱った大河ドラマでは、昭和63年の『武田信玄』があります。主演の中井貴一を始め、紺野美沙子や南野陽子など、お茶の間で馴染みのスター勢揃いという感じでしたが、今回の「風林火山」の配役は地味な割には番組そのものの人気は高かったとか。
NHK大河でも合戦シーンにCGを使い始めたのが7年前の「葵・徳川三代」でした。中井貴一演じる信玄の時では見られなかった、合成による迫力ある合戦シーンが「風林火山」でも演出され、楽しませてくれましたね。
ところで、番組の最後に上杉謙信の辞世の句が紹介されていました。
「四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一盃の酒」
49歳でこの世を去った越後の龍も、過ぎ去った一生を振り返れば一眠りする間の夢のようだったと述懐しています。
天下に名を馳せた一代の栄華も、1杯の酒ほどの楽しみでしかなかった。豊臣秀吉の辞世の句にも通じるものがあり、人生というものを非常に考えさせられる内容ですね。
夢か幻のように、アッという間に過ぎ去るのが人の一生。今も変わらないこの真実を、戦国武将はまざまざと見せつけてくれていると知らされます。
夫れおもんみれば、人間はただ電光・朝露の夢・幻の間の楽ぞかし。たといまた栄華・栄耀に耽りて思うさまの事なりというとも、其れはただ五十年乃至百年のうちの事なり。
もし只今も無常の風きたりて誘いなば、いかなる病苦にあいてか空しくなりなんや。まことに死せんときは、予てたのみおきつる妻子も財宝も、わが身には一も相添うことあるべからず。されば死出の山路のすえ・三塗の大河をば、唯一人こそ行きなんずれ。(蓮如上人『御文章』)
(写真:http://www.railstation.net/)
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