古今東西、変わらない「法」とは

昨年11月、130人の死者を出した、パリ同時多発テロから3か月がたちました。事件直後から敷かれた非常事態宣言を、さらに延長する法案が、圧倒的多数で可決されています。テロを防止するために、政府の権限を拡大する憲法改正の議論が、進められています。

憲法や法律、交通法規など、世の中で「法」といわれるものは、人間関係をスムーズにするために、人間が決めたものです。法がコロコロ変わっては、混乱しますから、法は簡単には変わりませんが、それでも状況が変わって都合が悪くなれば、変えなければなりません。

いつの時代も変わらない、永遠に変わらない法は、人間社会にはありません。

ところが、お釈迦様が説かれた「仏法」という教えは、古今東西、変わらない真実です。
仏教で「法」とは、古今東西変わらないものをいいます。仏教の言葉では、そのことを「三世十方を貫く」といわれます。

三世とは、過去・現在・未来のことで、「いつでも」ということです。昔も今も、そしてこれからも、絶対に変わらないものが「法」です。昔は正しかったけれど、今は通用しない、そういうものは法ではありません。

また十方とは、「東西南北上下四惟」のことで「どこでも」ということです。日本でも中国でもインドでも、どこへいっても変わらないのが「法」です。日本では正しいといわれていることでも、アメリカへ行くと間違いとされる、そういうものは法ではありません。フランスでもドイツでも、この地球を離れ、宇宙のどこへいっても変わらないものを法といわれるのです。

三世十方を貫いて、古今東西の人を本当の幸せにする真実を、「法」といいます。お釈迦様の説かれた「法」によって、すべての人が真の幸福に生かされることを、念じずにおれません。

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