シェークスピアは実在したのか

来年は、シェークスピア没後400年になりますが、『ハムレット』や『オセロ』『マクベス』『リア王』などの傑作を残したシェークスピアとは何者なのか、闇に包まれています。

公式には、1564年にイングランド中央に生まれた、ウィリアム・シェークスピアという人が、偉大な詩人シェークスピアだったと言われています。しかし、ウィリアム・シェークスピアという人が実在したことは確かですが、本人の手書きの原稿は、一つも残っていません。遺言書を見ても、この人が劇作家であることを裏付けるような記述は、まったくありません。

そこで昔から、シェークスピアというのは、複数の作家のペンネームだという説や、事情があって身分を隠さざるを得なかった教養人だという説が、絶えません。

そんな説を一蹴して、ウィリアム・シェークスピアこそ本物のシェークスピアだと主張するのは、「シェークスピア生誕地協会」です。そこに、「シェークスピア劇の作者を問う会」が挑戦状を叩きつけ、公開討論でウィリアム・シェークスピアが本物であることを示せたら、4万ポンド寄付すると言いました。しかし、協会側は、挑発には乗りませんでした。

そんな論争が起きるのも、シェークスピアの人気が、いまだに高いからなのでしょう。

800年前、京都に生まれられた親鸞聖人も、一時、「架空の人物」という説が唱えられたことがあります。史料の発見により、今日では、そんな説は問題になりませんが、文学も仏法も、大事なのは史実ではなく、中身でしょう。

聖人が説かれた「教え」を、多くの人に知ってもらいたいと思わずにおれません。

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