社会 一覧

「幸せをもたらす宗教だと、確信」

因果の道理 親鸞会


『毎日新聞』(2月14日)に、イスラム教からキリスト教への改宗を公言しているエジプト系アメリカ人、ノニー・ダルウィッシュさんの記事が載っていました。
イスラムから改宗したエジプト系米国女性、決意の理由

 イスラム教においては、「改宗は重罪」だそうです。だから、彼女のように、改宗を公言するだけで、ニュースになるんですね。
 記事によれば、ノニーさんが子供のころ、父親がイスラエル軍に殺されました。弔問に訪れたナセル大統領(当時)に、イスラエルへの復讐を勧められた時、イスラムの教えに対する疑問や不信が芽生えたと、こう述べています。

  イスラムは人を幸せにするのかどうかと疑問に思った。
  また、モスク(イスラム礼拝堂)での説教はいつも、
  ユダヤ人やイスラエルへの憎しみを教えていた。
  憎しみは幸福につながらないと思った

 憎悪の連鎖では、救いはないというのは、子供でも感じるのでしょう。

 私の知人に、イラン系アメリカ人の方がいて、小中高と12年間、イスラム教の教育を受けたそうです。ノニーさんと同様、怒りや憎しみによって煩わされてばかりの人生に、どうしたら本当の幸せになれるのか、いろいろと悩んだそうです。

 忘れられないこんな思い出があると言います。

 イランイラク戦争の真っ最中のこと。生活物資は配給制で、牛乳は各家庭に1日2本と決まっていました。
 ある日、母親が、牛乳ビンをテーブルの端っこに置いていたため、だれかが過って落として割ってしまった。
「貴重な牛乳を無駄にして!!」と、お父さんの、ものすごい剣幕で、夫婦喧嘩が始まりました。
 幼かった知人は、牛乳を失ったことよりも、怒りの心の恐ろしさが刻まれる事件となったようです。

 のちに家族とともに移住したアメリカで親鸞聖人の教えと出遇い、高森顕徹先生の『光に向かって』の中の、「悪人ばかりだとケンカにならない 一家和楽の秘訣」というお話を読んで、人生が大きく変わるほどの感動を受けたそうです。

 悪い運命が自分に振りかかった時、その運命を自分に与えたと思われる相手をどこかに探し出し、その人を責めることで、自分を納得させようとするのが、世の人の常です。
 しかし、それでは、本当の幸せにはなれない、と仏法は教えます。
 なぜなら、自分の運命は、全部、自分の行いが生み出したものだからです。
 これが、大宇宙の真理と言われる「因果の道理」です。

「『因果の道理』を説く仏法こそが、幸せをもたらす宗教だと、確信しました」
と、その知人は言っています。
(A)


樹海の看板で命拾い?

浄土真宗親鸞会 富士山


 読売新聞の記事から。

 「借金で死ぬな!樹海の看板29人救う」 
「借金の解決は必ず出来ます!」。
 全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会(東京・神田)が、こう呼びかける看板を山梨県・富士山ろくの青木ヶ原樹海入り口に設置して1年余。
 24時間の相談電話番号も併記して、自殺を図ろうとする人を瀬戸際で助ける試みだ。
 これまでに少なくとも29人が救われたという。

 経済的な苦悩から、自殺を考える人は少なくないようです。
 その苦しみ解決のサポートをしようという志ですね。

「越えなばと 思いし峰にきて見れば
 なお行くさきは山路なりけり」

といわれるように、一つの苦しみを乗り越えると、次には、さらなる苦しみの山が待っている。

 そんな心境、だれしも経験があるのでは?

 親鸞聖人は、
「人生は難度海」「生死の苦海」とおっしゃっています。
 苦しみ悩みの波が絶えず、次から次とやってくるところが人生だからでしょう。

 なぜ苦しくとも生きねばならないのか。
 自殺してはならないのか?

 その答えを知ることが、今回、命を助けられた29人の皆さんの、本当の幸せに通ずる道と思います。
(T)


次世代DVD競争は本当に終わったのか?

ディスク

 東芝がHD-DVD事業から撤退して、次世代DVDの戦いに決着が着いたらしい。

 しかし、勝ったブルーレイ方式の会社が、いつまで喜んでいられるだろうか。

 音楽はすでに、CDを買うのではなく、インターネットから1曲ずつ購入する方法が広まっている。インターネットの技術がもっと向上すれば、同じように映画もネット経由で買う時代が来るだろう。

 携帯電話も競争が激化し、「王者」といわれたドコモが苦戦して、「ひとり負け」といわれている。こんな時代が来るとはと、関係者も驚いているようだ。

 技術が進んでも、競争が厳しくなるばかりで、不安は増す一方なのではないだろうか。
(R)


「ガン哲学外来」 順天堂大で1月30日から

ガン哲学外来


 少し前の話ですが、東京の順天堂大学附属医院で、「ガン哲学外来」が始まったそうです。(毎日JPの記事

 本来、診察や治療を行う病院で、患者と医師が「がんと共にどう生きるかを考え、語り合う場」を目指すといいます。
 最近は死生学という学問もあり、死や病、老いをごまかさず、向き合おうとする試みが各界で行われています。老・病・死を、必ず来る現実ととらえることはとても大事なことですね。

 この問題に、2600年前から取り組んできたのが仏教です。
 
 そう聞くと、「葬儀とか法事のことか」と思う人が多いかもしれませんが、そうではありません。
 生きている人間に、やがて訪れる死とはどんなものか、この大切な命で何をなすべきか、と生きる意味を提示されたのが仏教を説かれたお釈迦さまであり、仏教の真髄を明らかにされた親鸞聖人なのです。

 このような流れが、人生を真に明るくする本当の仏教、親鸞聖人の教えに触れる機縁となれば有り難いことですね。

(K)


消え行く鐘の音……守るべきものは何か

除夜の鐘


紅白歌合戦が終わる頃、静寂な夜の町に響き渡る除夜の鐘。
年末恒例の風物詩です。
108回鳴らすのは、人間の煩悩の数に由来していると言われますが、寺によっては希望者が多くて108以上鳴らしているところもあるとか。

反面、その除夜の鐘の存続について、一つの記事が朝日新聞に出ていました。

無人で鐘を突く機械式の撞木(しゅもく)を採り入れる寺院が増え、今や全国約1600カ所に広がっている。住職が高齢化したり、過疎化で後継者がいなくなったりする突き手不足の中、地域の鐘の音を守りたい住民らの願いがのぞく。タイマーで動く撞木を唯一、製造しているのは奈良市の上田技研産業。日本人の「心のふるさと」を消すまいと、除夜の鐘を控えた年の瀬、駆け込み需要に追われる日々だ。
除夜の鐘、自動鐘つき機で「ゴ〜ン」? 後継難で急増(asahi.com)

寺院の後継者不足は、今に始まった話ではありません。
私の田舎も過疎地域にあり、後継者がなく無住になった寺が何カ寺か見られます。
また、鐘を突くことすらできない老住職で、無人鐘付き機も購入するお金もなく、やむなく鐘の音をスピーカーで鳴らしている寺もありました。

「夕焼け小焼けで日が暮れて 山のお寺の鐘がなる」
山間に響く鐘の音は、情緒豊かな日本人のこころの風景でありましょう。
朝日の記事の中で、電気メーカーの社長は「鐘の音は日本人の郷愁を呼び起こす。それを守っていく使命感を持ち続けたい」と話しています。それは素晴らしいことだと思いますが、本当に残していかねばならないのは、寺の鐘ではなくて、寺で説かれる「仏の教え」ではないでしょうか。

浄土真宗親鸞会は、一人一人の心に、本当の親鸞聖人のみ教えをお届けすることに、全力を尽しています。
親鸞会の法話会場では、
「仏教がこんな素晴らしい教えとは知りませんでした」
「寺の説教は世間話ばかりですが、親鸞会では親鸞聖人の教えを学ぶことができるので素晴らしい」
「子どものころから親しんだ正信偈の意味が、よく分かった」
など、喜びの声が沢山聞こえてきます。

私たち親鸞会会員は、今までも、そしてこれからも、親鸞聖人のみ教えを守り、伝えていく使命に生き続けます。

(H)

( Photo by (c)Tomo.Yun )


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