『歎異抄』の信心
本願成就文でひらく
「仏願に疑心あることなし」
東京都 山本康宏
『歎異抄』について教えていただきました。
特に第一章の「ただ信心を要とすと知るべし」の一文を、「ただ『仏願に疑心あることなし』の信心を肝要と知らねばならぬ」と意訳されたわけをお聞きしたことが心に残っています。
親鸞聖人は『教行信証』信巻に、「『聞』と言うは、衆生、仏願の生起・本末を聞きて疑心有ること無し。これを『聞』と曰うなり」とおっしゃっています。
この「聞」とはイコール「信心」と教えていただきました。
ですから「『信心』と言うは、衆生、仏願の生起・本末を聞きて疑心有ること無し。これを『信心』と曰うなり」ということです。
「聞=信心」となるのは、一実円満の真教・真宗といわれる本願成就文(上図参照)に、お釈迦さまが「聞其名号 信心歓喜」と教えられているからと聞かせていただきました。
全章が収まる第一章の、中でも肝要である「信心」を、世間では曖昧な理解しかできず、他宗教と同じく「疑わないように努めることが大事と教えられたのが親鸞聖人」としか思っていません。
しかし今回、『歎異抄』のこの一点を、『教行信証』の点と結んで明らかな線を見せていただきました。
しかもその線は、さかのぼれば、阿弥陀如来の本願を明らかになされた、釈尊の本願成就文が源です。
『歎異抄をひらく』には、釈尊の本願成就文から『教行信証』を通り、『歎異抄』を貫く明確な教えが示されていると知り、ものすごい本を手にしているのだと改めて感激いたしました。
思想の地殻変動を実感
大阪府 河本幸子
親鸞聖人の教えがますます広がり、人類の思想が根本から変わったら、世界はどう変わるのでしょう。
『歎異抄をひらく』が与え続ける衝撃は計り知れず、どんな未来が待ち受けているか想像もできませんが、間違いなく思想界の地殻変動が起きていると、ようやく実感できるようになりました。
『歎異抄をひらく』では、最も重要な「信心」を本願成就文から明らかにされている。従来の解説書と全く異なりますから、当然何らか書が出なければならないのに、全く出ない。
このままだと、『ひらく』が『歎異抄』解説本の決定版となる日が刻々と近づいていることになるのでは、またこの本の内容が、親鸞聖人の本当の教えであることを物語っているのではないかと思います。
(プライバシー保護のため、個人名は仮名にしてあります)
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