浄土真宗の正統は「平生業成」を説く
「死んだらお助け」が浄土真宗と思っていませんか?
「生きている今、救われる」のが本当の浄土真宗です(3/6)

親鸞会で分かる「平生業成」の本当の意味

本願成就文で明らかになる弥陀の救い

 弥陀の本願に「若不生者」と誓われている意味を、お釈迦様は「即得往生 住不退転」と説かれています。

 親鸞聖人は、

即得往生 住不退転 (即ち往生を得、不退転に住す)

について、次のように釈尊の真意を開顕しておられます。まず、『唯信鈔文意』には、

「即得往生」は、信心をうればすなわち往生すという、「すなわち往生す」というは、不退転に住するをいう。「不退転に住す」というは、すなわち正定聚の位に定まるなり、「成等正覚」ともいえり、これを「即得往生」というなり。「即」はすなわちという、「すなわち」というは時をへだてず日をへだてぬをいうなり   (唯信鈔文意)

“釈尊が「本願成就文」に「即得往生」(即ち往生を得る)と説かれているのは、正定聚不退転の絶対の幸福になったことである。
これを等正覚に成るともいう。
即とは、その時、その場で、日時を隔てぬことをいうのである”

と教えられ、『一念多念証文』には、

「即得往生」というは、「即」はすなわちという、時を経ず日をも隔てぬなり。また「即」はつくという。その位に定まりつくという語なり。「得」はうべきことを得たりという。真実信心をうれば、即ち無碍光仏の御心のうちに摂取して捨てたまわざるなり。
「摂」はおさめたまう、「取」はむかえとると申すなり。おさめとりたまう時、即ち時日をも隔てず、正定聚の位につき定まるを「往生を得」とはのたまえるなり  (一念多念証文)

“釈尊の説かれた「本願成就文」の「即得往生」(即ち往生を得る)とは、阿弥陀仏のお力によって、一念で絶対の幸福(摂取不捨、正定聚)に救い摂られたことをいう”

「即ち往生す」とのたまえるは、正定聚の位に定まるを「不退転に住す」とはのたまえるなり。この位に定まりぬれば、かならず無上大涅槃にいたるべき身となるがゆえに、「等正覚を成る」とも説き、「阿毘跋致にいたる」とも、「阿惟越致にいたる」とも説きたまう。「即時入必定」とも申すなり
 (一念多念証文)

“「即ち往生する」と釈尊が説かれているのは、正定聚不退転の身に救い摂られたことをいう。必ず、仏になる身だから必定ともいわれるのである”

と書いておられます。

 これらのお言葉で明らかなように、弥陀に救われるのは生きている「今」であるという釈迦の正意を、親鸞聖人は説かれているのです。


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